「温泉好きなら一度は行ってみたい」
そう言われ続けてきた九州の伝説的秘湯が、ついに帰ってきます。
鹿児島県出水市の山あいにある「湯川内温泉 かじか荘」。
長らく閉館していたこの名湯が、2025年4月26日(土)に日帰り温泉として再スタートを切る予定です。
筆者はこれまで九州中の温泉を100ヶ所以上めぐり、九州一周の温泉旅も3回以上決行してきた温泉オタク兼ライター。
そんな私がかつて入った「かじか荘」は、これは九州の宝だと思えるほどの温泉でした。
今回は、そんな私の入湯体験も交えながら、復旧の歩みと温泉の魅力を全力でご紹介します。
🧭 秘湯「湯川内温泉 かじか荘」とは?

▲看板からすでに“温泉好きの心”をくすぐる佇まい。
「かじか荘(ゆがわちおんせん かじかそう)」は、1754年に発見され、島津家も利用した歴史ある湯治宿。
出水駅から車で15分、そこからさらに山道を登っていくような立地で、アクセスは正直ラクじゃない。でも、行くだけの価値がある温泉なんです。
私が以前訪れたときは「下の湯」に入りました。
もうね…底からぷくぷくと湧いてくるお湯を見た瞬間にワクワクが!!
足元湧出――これは、温泉マニアの間でも“激レア”とされる湧出形式で、
地下から自然に湧いた温泉が、そのまま浴槽の底から出てくる。つまり、一切のポンプや配管を通していない超・天然モノです。

▲まるでアクアリウム。湧き出した瞬間の温泉にそのまま浸かれる幸福感!
しかもこのお湯、透明で硫黄の香りがするんです。
硫黄泉って白濁が多い中、透明な硫黄泉は本当に珍しく、そして鮮度が極めて高い証拠。ぬるめのお湯でずーっと入っていられる感じが忘れられません。

足下から湧く温泉がちょうど良い温度なんてこれってキセキ♪
🌀 2024年夏、台風で「下の湯」が壊滅


2024年8月、台風10号による土石流で「下の湯」は浴槽ごと埋没。
宿泊棟も床上浸水し、一時は「もう二度と入れない」とすら思われました。
しかし、ここからが感動のドラマ。
純温泉協会を中心に、温泉を愛する人々や地元ボランティアの尽力で再建作業が始動。
浴槽の掘り起こし、スノコの新設、配管のチェックまで…想いのこもった手作業が続けられました。
※復旧作業の詳細は下記の記事を参考にしています:
▶︎ 九州の超名湯「湯川内温泉 かじか荘」が2025年春復活予定!再出発への“今後”をレポート【鹿児島】



ニフティ温泉さん!教えてくれてホントにありがとうございます!
🛁 今後の営業スタイル(予定)
- 再オープン日:2025年4月ごろ
- 営業形態:当面は日帰り入浴のみ
※詳細は変更の可能性があります。最新情報は純温泉協会公式サイトをご確認ください。
📌 アクセスと基本情報


- 施設名:湯川内温泉 かじか荘
- 住所:鹿児島県出水市武本2060
- アクセス:九州新幹線「出水駅」から車で約15分+山道
- 駐車場:あり
- 設備:脱衣所・シャワー完備/休憩室は改装中
✨おわりに|“かじか荘こそが日本一”と語る理由
温泉を100ヶ所以上巡った私でも、「かじか荘は特別」だと断言できます。
足元湧出という奇跡。
透明で新鮮な硫黄泉。
そして、自然と人の力で再生されたというストーリー。
「またこの湯に浸かれる日が来る」
その事実だけで、もう胸が熱くなるのです。
どうか、あなたも一度味わってみてください。
湯川内温泉 かじか荘――九州の温泉文化が誇る、真の宝です。



九州5本の指には入る貴重な温泉やで!行ってみてな!!
📎参考・引用元:
▶︎ 九州の超名湯「湯川内温泉 かじか荘」が2025年春復活予定!再出発への“今後”をレポート【鹿児島】
🖋このブログを書いた人
このブログは、九州の温泉を100湯以上めぐり、「九州八十八湯」も制覇した温泉ブロガー・ちゃんが執筆しています。
泉質や湯量へのこだわり、飲泉の魅力、交互浴の楽しさなど、一次情報と実体験をもとにお届けしています。