九州地方は、阿蘇山や桜島といった世界有数の活火山を擁し、地熱資源が極めて豊富なエリアです。この地理的特性を活かし、近年では「設営や撤収の疲労を温泉で癒やす」という新たなアウトドア文化が定着しています。
私自身、温泉マニアでありながら、年に何度もフィールドへ足を運ぶキャンプ好きでもあります。特に空気が澄んで焚き火の炎が美しく映える「秋冬のキャンプ」が最高に好きなのですが……やっぱり、避けて通れないのが**「寒さ」**ですよね。
特に、朝起きた時のあのキンとした冷え込み。あまりの寒さに、楽しみにしていたはずの朝ごはんの準備すら「今は何もしたくない……」とシュラフに潜り込みたくなる感じ、わかりますよね?(笑)
そんな時、私にとって救世主となるのが温泉付きのキャンプ場です! 正直なところ、私の中で秋冬のキャンプは「温泉があること」が絶対条件。温泉なしのサイトは選択肢から外れるほど重要視しています。キンキンに冷えた朝、湯煙に包まれてしっかり体を温めれば、1日の始まりが驚くほど気持ちよく、活動的になれるからです。
この記事では、大分のラグジュアリーなグランピングから、熊本・鹿児島で見られるワイルドな地熱活用施設、冬でも安心な福岡近郊の低標高サイトまで、九州の温泉付きアウトドア施設を余すことなくご紹介します。「温泉付きキャンプ」の多幸感をまだ味わっていない方は、ぜひこの記事で行きたい場所を探してみてくださいね!
熊本県:阿蘇・小国エリア
阿蘇カルデラや「わいた温泉郷」を有するこのエリアは、九州屈指の温泉キャンプ激戦区です。
- KOSUGI RESORT(阿蘇市): 阿蘇の森に佇むドームテント。BBQや焚火を楽しみながら施設内の温泉を利用可能。
- グランピングスパ・わいた(小国町): 全室に源泉かけ流しの半露天風呂とサウナ、プライベートテラスを完備した最高峰のウェルネス施設。
- ASOGUNIグランピング(小国町): 山川温泉併設。1日3棟限定のシェルテントやとんがり帽子型テントが特徴。
- GLAMPER’S(山鹿市): 1日1組限定。プライベート温泉とフィンランド産バレルサウナを独り占めできる大人向け施設。
- 蔵迫温泉さくら(南小国町): 阿蘇・九重連山を望む絶景オートサイト。源泉かけ流しの内湯・露天とサウナを併設。
- 草枕山荘キャンプ場(玉名市): 標高95m。隣接する「草枕温泉てんすい」は、当日内なら何度でも入浴可能。
- 和水江田川カヌー・キャンプ場(和水町): 標高約10mの温暖な地。チェックアウトが翌日24:00までと圧倒的に長く、隣接する「菊水ロマンの湯」を利用可能。
- ゆのまえグリーンパレス(湯前町): 「ゆのまえ温泉 湯楽里」を併設。入湯手形で朝風呂も楽しめ、ファミリー向けアクティビティも充実。
大分県:日本一の温泉県によるラグジュアリー展開
別府・由布院を中心に、ホテルの快適さと自然体験を融合させた高規格施設が目立ちます。
- GRANXIA別府鉄輪(別府市): 全棟客室内温泉付き。大型ドームテントで年中快適に過ごせるラグジュアリーの象徴。
- The Village 由布院(由布院): 源泉かけ流し温泉と屋根付きBBQスペースを完備。三世代旅行にも対応。
- 由布院温泉グランピング 風の響き(由布院): ドームテント内に温泉を完備。ユーザー評価が極めて高い人気施設。
- Sense of wonder 由布岳山麓(由布院): 温泉ではないが、セルフロウリュウができる電気と薪の2つのサウナ室、天然地下水の水風呂、釜風呂が貸切で利用できる。
- COMOREBI(由布市): スタイリッシュなデザインが光る施設内温泉付きグランピング。
- 九重グリーンパーク泉水キャンプ場(九重町): 泉水山の麓に位置する広大なフリーサイト。場内の源泉かけ流し露天風呂が魅力。
- オートキャンプ竜門(九重町): 龍門の滝近く。場内の温泉を無料で利用できるファミリーに嬉しい経済的サービス。
- かいがけ温泉 きのこの里(由布市): 標高258mのクヌギの森。源泉100%かけ流しと、全オートサイトに電源・水道を完備。
大分県には他にも、知る人ぞ知る名湯キャンプ場が隠れています。「もっとディープな大分の温泉キャンプを楽しみたい!」という方のために、実際に現地を訪れたリアルな体験レポートを用意しました。👇
福岡県:都市部からの抜群のアクセシビリティ
福岡市・北九州市から1時間圏内で楽しめる、利便性の高い拠点が揃っています。
- 薬王寺オートキャンプ場(古賀市): 古賀ICから10分。歴史ある薬湯「偕楽荘」や「鬼王荘」が隣接する穴場スポット。
- 源じいの森(赤村): 平成筑豊鉄道の駅から徒歩2分。電車で行ける温泉キャンプ場として、お酒を楽しむキャンパーにも最適。
- 池の山キャンプ場(八女市): 星野村の絶景サイト。「星の温泉館きらら」での露天風呂と天体観測がセットで楽しめる。。
佐賀・長崎・鹿児島・宮崎:地域色豊かな温泉文化
- とりごえ温泉 栖の宿(鳥栖市): ダム湖畔の公営温浴施設に併設。リーズナブルな料金設定が魅力。
- i+Land nagasaki(長崎市):2026年2月には日本最大級の「GRAX OCEAN VILLAGE」が誕生。全棟に化粧室を完備したホテル並みのドームテントと、隣接する天然温泉「Ark Land Spa」で極上の滞在を叶えます。
- 北薩広域公園(鹿児島県): 整備された公園内で大浴場・露天風呂を完備。オフシーズンの割引設定も魅力。
- 青井岳温泉(宮崎県): 「とろみ浴」が自慢の複合施設。アウトドアサウナやRVパークも併設。
冬キャンプを成功させる「300mルール」とインフラ
九州の冬キャンプでは、積雪を避け快適に過ごすための戦略が必要です。
- 標高300m以下の選択: 和水、夢たちばな、草枕などの低標高サイトは冬でも温暖です。
- 電源サイトの活用: 「バルンバルンの森(大分県中津市)」のように2000Wの電源を備える施設なら、家庭用ヒーターも安心して使用でき、ヒートショックのリスクを軽減できます。
まとめ:九州の温泉キャンプは「現代の湯治場」
九州の温泉付きキャンプ場は、単なる宿泊の場ではなく、地球の鼓動を感じ、心身を再生させる「現代の湯治場」へと進化しました。
高規格なグランピングから、地域密着型のリーズナブルなキャンプ場まで、季節やスキルに合わせて最適な「癒やしの拠点」を選んでみてください。
🖋このブログを書いた人
このブログは、九州の温泉を100湯以上めぐり、「九州八十八湯」も制覇した温泉ブロガー・ちゃんが執筆しています。
泉質や湯量へのこだわり、飲泉の魅力、交互浴の楽しさなど、一次情報と実体験をもとにお届けしています。

